
3行でわかる今回のニュース
- Sunoの評価額が24.5億ドル(約3,700億円)に(1/19 Guardian報道)— AI音楽生成の巨人に
- CEOが「音楽業界のオゼンピック」と自称(1/20)— 「みんな使ってるけど誰も言わない」
- Universal Musicと「walled gardens」で論争中(2/2)— ライセンス交渉が難航か
もうちょっと詳しく
「オゼンピック」発言の意味
Suno共同創業者のMikey Shulmanは、1月19日のGuardian紙インタビューでこう語りました:
「私たちは音楽業界のオゼンピック。みんな使ってるけど、誰も公には言いたがらない」
オゼンピックは話題のダイエット薬。セレブが使っているのに公言しない、というニュアンスです。
アーティストパートナーシップチーム拡大
1月29日、SunoはSpotifyとPatreonの音楽チームを率いたSam Bergerを採用。アーティストとの関係構築に本腰を入れています。
Universal Musicとの緊張関係
2月2日、Universal MusicとSunoの間で「walled gardens(囲い込み)」をめぐるPR戦が勃発。
Universal側は:
- 有利なライセンス条件を求める
- 「新興技術を抑え込むのは無駄」と認めつつ交渉
Suno側は:
- オープンなエコシステムを主張
- ライセンス契約には前向き
なにがすごいの?
大手レーベルとの雪崩式契約
過去3ヶ月で、AI音楽関連の契約が急増:
- NVIDIA — AI音楽インフラ提供
- Suno — 複数のライセンス交渉中
- Udio — 2025年10月にUniversalと訴訟和解
- Stability AI — 音楽生成分野に進出
- Splice — サンプル提供でAI連携
Universal Music CEOのLucian Graingeは2026年の方針として「有利なライセンス条件」を強調。
2026年に新AIプラットフォーム登場予定
Universalは2026年中に新しいAI音楽プラットフォームをローンチ予定。Sunoとは別路線で、レーベル主導のサービスになる見込み。
日本のクリエイターはどうすべき?
| 用途 | 状況 |
|---|---|
| YouTube BGM | Sunoで問題なし(商用利用OK) |
| 配信楽曲 | 著作権問題に注意が必要 |
| ゲーム音楽 | ライセンス確認を推奨 |
著作権リスクを避けるなら
Beatoven.aiなど「Fairly Trained」認証を取得したサービスも検討を。トレーニングデータのライセンスが明確です。
まとめ
Sunoは急成長中ですが、著作権をめぐる業界との関係は流動的。
Universal Musicとの交渉結果次第で、利用条件が変わる可能性もあります。今は様子を見つつ、個人利用の範囲で活用するのが賢明です。
AI音楽生成は「使っていい場面」と「使わない方がいい場面」を見極める時代に入りました。