
3行でわかるAIと著作権2026
- AI生成物にも著作権が認められる事例が出た — 2025年11月、AI画像を無断複製した人物が書類送検(全国初)
- 「ボタンを押しただけ」はNG — 試行錯誤や修正など「人間の創作的寄与」がないと権利は発生しない
- 「道具」として使いこなせば守られる — AIは筆やカメラと同じ。人間がどう関与したかがポイント
衝撃のニュース:AI絵師の権利が認められた?
これまでは「AIで作ったものに著作権はない(パブリックドメイン)」というのが通説でした。しかし、その風向きが変わったのが2025年11月の出来事です。
千葉県警が、AI生成画像を無断で販売した男性を著作権法違反の疑いで書類送検しました。これは捜査機関が**「そのAI画像には著作権がある」と判断した**ことを意味します。
何が決め手だったのか?
詳細は公判を待つ必要がありますが、専門家は以下の点が重視されたと見ています。
- 複雑なプロンプトによる指示
- 数百回に及ぶ試行錯誤(ガチャ)
- 生成後の加筆・修正(レタッチ)
つまり、「AIが勝手に作った」のではなく**「人間がAIという道具を使って作った」**と認められたわけです。
どこからが「自分の作品」?
文化庁や法律家の見解をまとめると、境界線はここにあります。
| アクション | 著作権の有無 |
|---|---|
| 「猫の絵を描いて」と指示しただけ | ❌ なし |
| 詳細な指示+何度も生成して選別 | 🔺 グレー(ケースバイケース) |
| 詳細指示+生成後にPhotoshopで加筆 | ⭕️ あり(加筆部分含め全体に) |
カメラと同じ考え方
シャッターを押すだけで写真は撮れますが、構図や光を考えた写真には著作権があります。AIも「ただ出しただけ」か「意図を持って作ったか」が問われます。
トラブルに巻き込まれないために
作る側(クリエイター)
- プロンプトや生成ログを残す: 「自分が作った」証拠になります。
- 加筆修正する: 人間の手を加えることで権利が強固になります。
使う側(ユーザー)
- 「AIだからタダで使っていい」は危険: その裏に人間の膨大な努力がある場合、無断使用は訴えられるリスクがあります。
- 商用利用規約を確認: MidjourneyやAdobe Fireflyなど、ツールの規約も守る必要があります。
まとめ
「AI vs 人間」の対立構造から、「AIを使う人間の権利」をどう守るかというフェーズに入ってきました。
自分の作品を守りたいなら、**「どこに自分のオリジナリティを入れたか」**を説明できるようにしておくのが、2026年のクリエイターの嗜みと言えそうです。